緑のコトノハ

いつか人間になるかもしれません。ならないかもしれません。

2022/09/16~18

金曜日。午後は営業回りで外出した。向かう先が片道1時間もかかる場所なので、同行しているMさんと道中よく話すようになった。内容も段々親密度の高いものになってきて、嬉しいような困るような気持ちになっている。この日は自分の根幹を担っている考え方について話したら、「なんで緑さん、此処に(会社員で)いるんですか?お金の為にせよ、今からでもキャバとかクラブで働いたらいいのに」などと言われた。クラブなどに行かない理由は自分で明確に分かっていて、月の元、まやかしの時間帯に沢山の人間と関わることが怖いからだ。帰って婚約者に話すと「俺の許可が出ないからね」と言われた。許可制は嫌だ。

“金輪際”という言葉が好き、という事に気付いた。

 

土曜日。朝起きて隣に眠る婚約者を視界に捉え、1番最初に頭に浮かんだ言葉は「飽きたな、、」で、それをその日の夕方になって婚約者にもそのまま伝えた。私の長所でも短所でもあるのが嘘をつかない所で、嘘をつけない、とも言える。

婚約者宅の断捨離をしなければならなかったので、久しぶりに家に居る時間が長かった。実のところは断捨離によるハウスダストが辛くて、午後は出掛けていた。美容室へ行きたかったけれど、予約が埋まってしまっていて断念せざるを得なかった。バッサリと切り落としたかったのに。代わりに新しい洋服を4着迎えた。

夜は婚約者の作ったカレーを食べ、レンタルした『余命10年』を観た。

パートナーを探し求めながら孤独を生きる単独生活、孤独を懐かしみながら1人の時間を探し求める共同生活。どちらも不幸でどちらも幸福だけれど、今の私は後者を選ぶ。そんな話を婚約者にした。

 

日曜日。この日は時間を無にしてしまった。

昼過ぎ、以前珈琲屋の店主から頂いたサッカーの観戦チケットを持ってスタジアムに出掛けた。いざ到着すると選手たちが練習着で走ったりしているだけで試合が行われる様子が微塵もない。その試合は延期になったらしかった。

その後すぐに家族から来た連絡で、夕食は焼き肉を食べに出掛けることになり、その手筈で私と婚約者のそれからの行動を決めた。(喫茶店デートを取り止めたりなど。)それなのに、情報伝達不足?情報伝達方法の間違い?によって堪忍し難いすったもんだがあり、結局私と婚約者は行かないことにした。苛々を表面に出す人が苦手なので普段は出来る限り内的に収めてきたはずなのに、この時ばかりは抑えることが難儀だった。半日以上の時間を無駄にした事が、それに苛立っている自分が、その事を何とも思っていない家族が、どうにも無理だった。私は自分の時間を軽視されることがとても苦手で、そういった事を平気でする人間と関わり合う事が苦しく感じる。一昨日から、1人になりたい気持ちをずっと無視し続けてしまった事も苛々の大きな要因だと思う。そもそも時間を自分の所有物だと思う事をやめたほうがいいのかもしれない。

唯一、昼前に実家で醤油とお米を貰えた事は有意義だった。それに苛々し始めた時も、苛々が最高潮の時も、その後も、やけ食いしたり、やけ酒したり、愚痴ったりする私を宥め、お風呂に入りたいと言う私の代わりに買い物やコインランドリーに行ってきて、1人にしてくれた婚約者には感謝しかない。彼のおかげで苛々してしまったことを家族に謝ろうと思うことが出来たし、焼肉に行かず節約になった、とポジティブに現実を捉え直すことが出来た。

『そして、バトンは渡された』を観始めたけれど、眠くなってしまって途中で辞め、寝ることにした。