緑のコトノハ

いつか人間になるかもしれません。ならないかもしれません。

2022/06/06

七時半前起床。身支度を整え、彼を家まで送ってから出勤。表向きは普段通り振る舞えていたと思うけど、内心昨夜の大号泣が気にかかっていた。申し訳ない気持ちになって彼にメッセージを入れる。

九時から十八時まで仕事。役割や新しい仕事を与えられても尚暇。かと言ってこれ以上他の業務を兼任しても気が病むような気がする。新しいことを覚えるのは好きだけど習得したらすぐに飽きてしまう。定時の一、二分前に急な仕事を頼まれ、Sさんから「できれば今日...」と言われたので片付けてから帰った。Mさんは珍しく定時ぴったりに帰らない自分を見て「大丈夫ですか?部長に苛ついてる?」と心配してくれていたようで、「大丈夫です、すぐ帰りますし部長には大抵いつもイラっとしてるんで」と返す。

帰り道スーパーに寄って、冷蔵庫にタンパク質が皆無なので鶏レバーや卵など買い物をした。

夕食に映画を流しながらミディトマトのパスタを作る。彼と少し離れる前に話すべきだと思って連絡し、此方へ来てもらうことになった。先にパスタを少しだけ食べ、物足りない気がしてパテを開けて食べていると彼が来た。パスタを温め直して彼に出し、食べてもらった後湯を張って一緒にお風呂に入った。

湯船の中で二時間弱は話していたと思う。病院で自律神経が乱れていると言われたことから、少し一人の時間を持とうと思っていたことの相談。セックス後に大泣きすることも何かしら明らかにおかしい。乱れの原因も大泣きの原因も何かなんて分からないけど、だからこそしばらく心身を落ち着けて休んでみる必要がある気がしていた。

彼の泣く姿を初めて見た。「仕事かなって話してはいたけど薄々自分が原因なんじゃないか、って思ってた...それを言わせないようにしてるんじゃないかって...」と彼が涙してからは、自分の方に欠陥があるように感じ始めた。唇を震わせながら言葉を漏らす彼を見て、彼の相手が自分ではなく心身と神経の強い人間なら彼は泣かずに、傷つかずに済んだのではないか、とか無駄なことを思う。二十年以上泣いてないと言う彼が泣いたから、かなり重みのある出来事に感じた。

結局お互いがお互いを傷つけないように思い合っていることが分かったし、お互い真剣に話せたから少しは理解が深まって良かったと思う。彼が部屋数の多い同棲ならできるのでは、と提案してくれた時の「古民家に住んだら~~~」との言葉が一番気を落ち着かせてくれた。彼と古民家で暮らせたら嬉しい。

実は単純で簡単なことかもしれないのにすごく難しい。そして事を難しくしているのは自分だと思う。真剣な目とやわらかい表情で話を聞き、解決法を沢山考えてくれる彼の存在が貴い。

お風呂から上がり、カービィを進め、耳栓をして二十三時頃就寝。セックスはしばらくしないことになった。いい加減この細い神経(良く言えば繊細さ)を活かす生き方を見つけないと比喩的に死ぬ。