緑のコトノハ

いつか人間になるかもしれません。ならないかもしれません。

2022/04/29

六時半起床。彼が講師として会社へ来てくれる日。早出しようと早起きした。身支度をして彼と家を出る。

彼を家の前で降ろし、通勤途中でファミマへ寄った。睡眠時間が足りていないので大きめの珈琲を買った。カフェインがどの程度の効果を我が身にもたらしているのか。明確に効き目を感知したことは実のところ無い。が、絶大な効果がある体で生きてきた。

八時半から十七時半まで仕事。九時には彼が来社する。それまでに流れを脳内シミュレーションしておいた。

ふと昨夜の中村氏との遠隔対談を思い出し、読者登録をしようとブログを覗くと読者が五十五人(!)。登録することを一旦辞めてしまった。自分が五十五人目になりたかった。それに自分の読者登録が美しいゾロ目の排除に繋がってしまう、しかもかなり直接的に。

九時前、彼を出迎えに行く。自分は彼を部長に紹介し、部長は彼に事業内容など説明しながら事務所内を紹介した。

早速デスクに着いて、先に三時間の粗方の流れを説明し、マンツーマンイラレレクチャーを始めてもらう。次々質問して彼の答えをメモする、を繰り返した後、早速サムネ画像の編集に取り掛かり、無事時間内に仕上げることが出来た。彼的に自分の感覚や拘り方はデザイナーの其れらしく、「此方の世界へようこそ」と言われた。

部長に終了を報告。話がある、と三人で別階に移った。部長から開口一番、今回の件に関しては期待以上だった、との言葉を貰えて安心した。次回は他の社員に対する講座もしてもらえたら、部署内で別の大きな問題も抱えているので外注したい、など今後の仕事内容に関する話だった。彼は部長に自分のことを「飲み込みが速いですし、今後もっと良いものを作ると思います」と言っていて、何やら可笑しい気持ちになった。商談内容の話なども聞いているうちに、自分がコードをかけるようになればいいのではないでしょうか?となったが黙っておいた。

昼食を調達しに彼と外へ出ようとしていると、部長からお誘いを受け、彼と一緒に同席させてもらうことになった。

彼の車で事務所近くのラーメン屋へ向かった。雨風が酷かった。

到着すると、他チームの社員と部長が既に順番待ちしてくれていたので合流した。前に一度MさんKさんと来たお店で、美味しいことは知っていた。前とは違う柚子まぜそばを注文する。美味しいけれどやはりチャーシューも麺も多過ぎる。最終的に彼の器へチャーシューをポイポイ移していたら、部長に「あれ(笑)緑ちゃんどうしたの」と気付かれてしまった。ご馳走になってお店を出た。

彼に事務所まで送ってもらい、彼は帰っていった。雨風が更に酷くなっていた。

午後は完成したサムネの手直しをして部長にデータを送り、チームのMさんKさんと話していたらすぐに終わってしまった。帰り際、カロリーメイトのバニラ味をまだ食べてないと言うチームの二人に渡すと、「カロリーメイトおばさん」と言われた。

一旦自宅に帰って準備をし、彼の家へ向かった。誕生日のお祝いディナーをフルコースで振る舞ってくれることになっていた。

彼の家に着いて部屋に入ると、テーブルには白い大きな紙が敷かれ、一人分のカトラリが準備されていた。一緒に食べないの?と訊くと今日はレストランみたいに一品ずつ出していこうと思って、と言っていた。それだけで嬉しくなってしまう。

お酒も準備されてあったので先にお風呂に入らせてもらった。

一品目のそら豆とアスパラのポタージュから始まり、トマトと春菊のマリネ、アマトリチャーナ、鶏ときのこのパテ、と好物だらけのコース料理を頂いた。付け合わせのパンが美味しかったし、料理に使われていたハーブは何かと問うと、此奴がチャービルか、と初めてチャービルを認識でき、しかも好きな風味でありますね、と自覚できた。ペアリングの有機ワインも美味しかった。ある程度酔ってきて、シェフと客、の体で会話して大笑いしたりした。「すみません(挙手)」「はい、なんでしょう」「ここに陰毛が落ちてます」「はっ!失礼しました」など。世界一平和な夜を過ごしていた自信がある。

夕方から頭痛を訴えていた彼の限界が来たらしく、デザートは後日、と簡易版デザートにマンゴープリンを盛って出してくれた後、彼は寝室へ引っ込んでしまった。二十一時半頃。

良いものはシェアしてその価値を共有したくなる質なので、それ(良いもの)を彼に当てはめたりして、余韻に浸っていたら自分もソファで寝落ちしてしまっていた。