緑のコトノハ

いつか人間になるかもしれません。ならないかもしれません。

2022/04/28

七時過ぎ起床。身支度をし、家を出る。彼の家に居ようが、自分の家に居ようが、昼食の準備は彼がしてくれるようになった。今日は漬物や冷食などをタッパーに詰めてお弁当にしてくれた。会社で珈琲を飲みたい、と言っていると、タンブラーに淹れて持って行けるようにしてくれていた。

九時から十八時まで仕事。チーム内の仕事、各所とのやりとりで面白い程時間が溶けた。部長と彼の都合のすり合わせで、明日彼に外部講師として会社へ来てもらうことになった。仕事と私生活の境界が薄くなっていくことを、どう捉えていいのか未だ分からない。

業務スーパーへ寄って買い物をした。便利だったワカメ、野菜、ビールや缶チューハイを購入した。

晩酌をしたい気分だった。先にお風呂を済ませようとしていると、彼から連絡が来て、話の流れで此方へ来ることになった。徒歩で来ると言うのでその間に湯をためてお風呂に入った。

湯の中で身体を逸らせて頭を湯面に浸けていると世界が反転する。暫くそうしていると明らかにこれは悟りでしょう、という境地に至った。敢えて言葉にするなら、満足と言うよりは不満が無く、安心と言うよりは不安が無い状態。今回の暫定的エクスタシーでは新たな価値観が自分に追加された。“他”に合わせることで真の幸福が訪れる、と、今はそう表現しておく。感覚、受容力は完璧なのに上手く言葉にならない。

上がってスキンケアをしていると彼の声が聞こえたので、もう来ていたのか、となる。

彼にシャワーを浴びてもらっている間にまた炒飯を作った。彼が食べたいと言ったので。「ちっちゃ!」と叫ぶ彼に「どした~?」と訊く。「寒くて縮んでる!つめて~」と、陰茎のことで何やら騒いでいた。「え、見せて~」と言ってお風呂を覗く。確かにちっちゃくなっていた。

鶏皮餃子やキンマリを温め、炒飯やアボカドなど、簡単にできるものだけの夕食にした。ビール、スト缶も開ける。長いことでスト缶を口にしたが、あれはちっとも美味しくない。

酔ってしまって、寝具に寝転がった。肌寒いので彼に添い寝してもらう。十五分だけ寝させて、と言ったのに、彼と二人で一時間弱眠ってしまった。

歯を磨いて身体を交えた後、寝る前にスッキリしない頭でスマホを触っていた。ら、自分好みの文体でブログを書いておられる中村さんからの読者登録、Twitter上でいいねが付いていることに気付いた。若干目が醒めたような気がした。丁度スペースをやっているではないか!となって入ってみたら、一対一で話すことになってしまった。見切り発車は良くない。

これじゃあまるで嫌々話した、とでも受け取られ兼ねないが、そういうことでは全くない。ただ、酔いも醒め切らず話すモードでもない己のまま会話をスタートさせてしまい、そのお相手が初めましての人且つ愛読しているブログの筆者ともなると、ねぇ、、という話。余りにお粗末な事を口走っていたような気がしてならない。

中村さんは当日記のメインは“彼”だ、というような事を言っていて、そうなのか~、と少し落ち込むような心地がした。日記の中くらいは自分がメインでありたかったです、という気持ちの表れでしょうか。京都にお住まいのようなので、彼と京都へ行く際には案内してもらえたらなぁ、と淡い期待を抱いたりもした。ブログを拝読する限り、粋な感覚をお持ちである気がするので。あと、中村さんの“彼女しか相手にしてくれないので”という科白がとても気に入ったので。

明日も早く、隣で彼が眠そうにしていたので、退出して二時頃には眠りに就いた。