緑のコトノハ

いつか人間になるかもしれません。ならないかもしれません。

2022/04/18

七時半頃起床。自分の自宅待機は今日までだけれど、彼は今日から出勤する。朝食は要らないと伝えて、彼の朝の準備を遮らないように自分も身支度などした。

彼を職場まで送って戻り、鍵を貰い忘れたことに気付いた。連絡して受け取りに駐車場へ行くと、設計事務所?らしき人から彼の職場のスタッフに間違われて声を掛けられた。「今すぐに会社の者を呼びますので」と彼に急いで来てもらった。昨夜も焼き肉店で社員の方に「奥さん?」と聞かれたようで、この時も妻と思われたかもしれないなぁ、とぼんやり思った。

彼の家で暫く時間を過ごし、次女に拾いに来てもらう。電話してきた次女が、離婚調停を申し立てに裁判所へ行く、と熱を持っていたので社会見学ついでについて行くことにした。市役所に寄って、新居で妹も合流し、裁判所へ向かった。

建築的にも興味があった裁判所へ初めて足を踏み入れた。開けた玄関ホール、どっしりとした階段があり、大きなステンドガラスが綺麗。魔法省みたい、と姉妹で興奮していた。きっとそういった場所ではない。担当課が昼休みに入っていたので、先に昼食へ行くことになった。

気に入りの伊料理店へ向かったけれど休業日だった。結局のところ、地元では有名な懐石料理屋がカジュアルダウンして出した店、で食べることになった。

鶏肉のホイル焼きを頼む。化学調味料を使っていないのだろうな、的な味がして、素材も拘っているらしく美味しかったけれど、また自発的に行くかと問われたらおそらく否。洒落込み過ぎているし、その方向性が自分の趣味とは違った。

近くで明日会社へ持っていく菓子折りを買い、再度裁判所へと向かった。

担当してくれた方は慣れた様子で説明と聴き取りを始めた。必要な切手を次女は忘れていたらしく、途中妹と抜けて近くの郵便局へ買いに行った。言われた郵便局へ行くと、Iの家の近くだと気付く。裁判所へ帰る道すがら、Iの家の前を通ってみたけれど何の感慨もなかった。

戻った裁判所では個室のようなところで次女が大量の書類に記入していた。離婚。協議離婚であれば、まだそれほどでも無い事なのかしれない。調停だとか裁判だとかになってくると非常に骨が折れるな、と見ていて思う。一体結婚とは何なのだろうか。そう考えない時がやって来たら、その時は自分が結婚する時なのかもしれない。

書類記入が終わり、調停の申し立てが受理されたので裁判所をあとにした。突然妻と娘に出て行かれたと思えば、裁判所から離婚調停の通知が届く義兄が不憫になった。かと言って次女が悪いことをしている訳でもないので、人間は難しい。

その後は新居前で降ろしてもらい、妹の車に一緒に乗り込んで買い物を済ませ、彼の家の前で降ろしてもらった。自車で実家へ一旦帰り、ドライヤーや敷布団等を運ぶことにした。

実家へ着くと、寝不足でもないはずなのに疲労と睡魔が襲って来た。昨日は実家のある地区の春祭りだったので、母が姪と拵えた牡丹餅があった。少し食べて、荷物を車へ積んでしまい、家を出た。家の前の畑で母がほうれん草を摘んでいた。それも貰った。

新居へ戻って一息つくと、もう十九時頃になってしまっていた。

しばらくすると仕事終わりの彼がやって来て、一緒にコインランドリーと買い物へ出かけた。唐揚げを買って帰り、それにあり合わせのもので夕食にした。

彼は久しぶりの出勤は疲れたけれど、やっぱり会社だと集中の具合が違う、と話していた。そのまま彼は帰り、自分は初めて新居で寝る予定でいたけれど、彼の家に泊まることになった。シャワーだけ済ませ、別々の車で彼の家へ向かった。

彼がシャワーを浴びている間、ソファで寝落ちてしまっていた。彼に起こされ、寝室で身体を重ねた後眠りに就いたと思う。