緑のコトノハ

いつか人間になるかもしれません。ならないかもしれません。

2022/04/12

八時過ぎ起床。朝食の準備をしながら、途中で会社へ電話を入れる。昨日入れたメールに何の返信も無かったので部長に一度報告せねば、と思っていた。陽性になった四日以降、ずっとメール以外の連絡を絶っていた自分は非常識者だと思うけれど、部長は「大変だったね〜、もう大丈夫なの〜?」ときっと気を遣ってくれていた。十八日まで会社に出勤できない旨を説明すると、下手に在宅で働いたりせずに休んで傷病手当をもらって下さい、となった。

晴れて休みになった。またブランチのような時間帯。シュガートースト、冷凍の粒あんおやき、彼が作った黒胡麻バナナスムージー、じゃがいもをくし切りにして揚げ焼きにしたものを分け合って食べた。

洗濯機を回して身支度を済ませる。実家から持ち出したい物を玄関外へ出して置いて、と母に頼み、洗濯物を持って一人出かける。

近所のコインランドリーで洗濯物を乾燥機にかけ、実家へと向かう。実家に着くと玄関先に言っておいた物たちが袋に入れられて置かれてあったので、それらを車に運び込んだ。車に乗り込むと、母が気付いたのか玄関先まで出て来た。「彼の仕事、邪魔しちゃ駄目よ」と言われた。洗濯物を回収しに行き、彼の家に戻る。荷物が多く彼に下りて来てもらった。彼は急いだ余り鍵を忘れて出て来てしまい、エントランスで閉め出しをくらう。運良く住人が出て来てくれたのでアパートに入ることができた。本当に良かった。

コロナに罹ってからと言うもの、やけに乾燥が気になる。実家から持ってきた加湿器をすぐにつけた。

空腹を感じたのでご飯を作る事にした。ほうれん草のクリームパスタ、鶏肉のマーマレード煮。彼は美味しいと言って全て平らげてくれた。たくさん作っても完食してくれるので作り甲斐がある。

外は暑く、料理で室内も暑くなってしまったので今季初の冷房をかける。見ていた動画に唆られてスタバに冷たいカフェラテを買いに行く事にした。自身の自宅待機期間は終わっている訳だし、ドライブスルーくらい許して欲しい。彼の分もオーダーを訊いてまた家を出た。

目当てのコーヒー牛乳、みたいな名前のラテはsold outになっていたので、アイスのキャラメルマキアート、彼のフルーツ牛乳フラペチーノをドライブスルーしてすぐに家に戻る。彼にフラペチーノを少し貰い、キャラメルマキアートより美味しいなぁと思った。

十七時過ぎた頃、昨日と同じように運動がてら、彼と外へ歩きに出る。少し足を伸ばして大きな遊具などがある施設まで歩いた。すぐ近くに図書館があるのでそちらへ歩いて行くとだだっ広い芝生や噴水のある広場があり、傾いた陽、円状に等間隔で植えられた樹々が綺麗で、芝の上に座ってしばらく休憩した。寝っ転がりたいくらい気持ちが良かった。帰り道、彼の知り合いのデザイナー宅を見に行ったり、知らなかったパン屋さんを教えてもらったりした。散歩は楽しい。こんな事、こんな状況にでもならない限り出来ないよね、とたった今の偶然のような奇跡の瞬間を確認し合った。

帰宅し湯を張って、二人でお風呂に入った。お風呂上がり、『ハリーポッターと死の秘宝』を鑑賞後、寝支度を済ませて寝室へ行く。こんな期間はなかなかないのでポリネシアンセックスをしよう、となっていたけれど無理だった。結局普通のセックスをした後眠りに就いた。