緑のコトノハ

いつか人間になるかもしれません。ならないかもしれません。

2022/03/13

八時半過ぎ、目を覚ます。一時間以上ベッドの中で交わったり話したりしていた。姪の動画を見せるのにカメラロールを遡っていると、彼も遡って色々見せてくれた。彼の大学にあったミロのヴィーナス像の写真を見ながら、胸も腹も腕もまさに、、、と彼に言われ笑う。比率は似たようなものとして、規格は日本人の其れだとは思う。

漸くベッドから出て、昨夜の残りを温めなおし、朝兼昼食にする。昨日の彼との間の微妙な空気感はほぼ無くなっていた。先日買ってくれたプリンや、昨日貰ったベーグルサンドも食べた。彼よりも多く食べるのは初めてかもしれない、驚かれた。

やっぱり舌が痛い気がして彼に見せる。ググると「地図状舌 妊娠」と出るので、調べると妊婦と子供がかかりやすい病状で、原因は明確に分かってはいないが、ストレスやホルモンバランスの影響があるとされているらしい。「こっちの親は大丈夫だけど、そっちは怖いね、怒られたくないなぁ」と彼が言う。妊娠ならば産む前提なのだな、と思った。可能性は零ではないけれど、妊娠ではない気がする。

昼過ぎまで動画を見たり、ウクレレを弾いて遊んだりする。弾き方とコードを二つ覚えた、楽しい。彼がイラレで自分が住む予定のアパートの間取り図を作ってくれていたらしく、これから下見に行くホームセンターで要る情報を確認し合った。肩幅を測り、即席人間も間取り図に入れて狭くないか、無理がないか確かめる。

片付け、準備を終えて十四時くらいには家を出る。

ホームセンターでは木材、鉄パンなどを見て回った。彼がどうして木材に詳しいのか知らないが、これはこうで作りがこうだからあまりベッド向きじゃないの、とか、これでは強度が足りない、とか、木材の価格が高騰し過ぎている、とかいう説明をうんうんと聞いていた。木材、ビスなどの価格を写真に収め、あとは帰って細かい設計をするのと、後輩に木材店に勤めている奴がいるから聞いてみる、というので、店をあとにした。

靴下屋へ行って彼が足袋靴下を買い、書店へ二軒寄ってもらう。一軒目で彼の後輩のSに会った。前々から話によく出てきていた人、且つ夢に見たことのある人なので、会えた嬉しさがある。深々とお辞儀をして「Sです」と照れ交じりに挨拶され、此方もお辞儀が深くなる。「彼女さんですか?夢で見たんですよね?」「はい、見ました」「変わってると聞いてます」「???」彼を見やる。「俺言ってないよ」と彼は言うので、「見た目は普通じゃありません?」と答えると、「はい、その、良い感じです、、、」と言われて恥ずかしくなり、はずー、と彼の陰に隠れて会話が終了した。

二軒とも目当ての大原扁理著の本を置いていなかった。

昼からずっと言い続けていたラーメン欲を満たそうと、夕食は天下一品になる。

初めてだったので、こってりを選んだ。美味しい!とも不味い!とも感じない、謎の感覚。一口目は鶏の骨の風味が強いな、と思った。癖になるやつな気もするのでもう行かない。舌が痛い。先日持って来ていたアイスを食べよう、と彼の家に帰る。若干体調が下降しているのを感じていた。

家に着いて苺のアイスを食べる。食後、性行為、発作。宥めてもらい帰宅する。

自宅に着いて、お風呂の時間を長めに過ごす。不在の間に届いていた生活用品を開封して一ヵ所に纏めておいた。山崎実業の調理器具セット、アイリスオーヤマの突っ張り棒、シャワーカーテンが届いた。眠くて仕方が無く、自室へ行き就寝。自分のベッドで一人眠る、種類の違う安心感。