緑のコトノハ

いつか人間になるかもしれません。ならないかもしれません。

きもちいいおいしい頓知

2022年1月30日日曜日

 

アンダーヘアの処理が終わり、お風呂を沸かしてもらう。彫師が彼女に入れ墨をする構図に似ていると彼氏は言っていた。

一緒にお風呂に入って、セックスをしてから寝た。

 

9時起床。起きてからもセックスをする。久しぶりに朝日が差している。カーテンの隙間から見える春めいた空に、椎名林檎の『ジユーダム』を歌い始めると、彼氏は知らない、という顔をしていたのでApplemusicで一緒に聴いた。歌詞が言いえて妙の状況だった。何故か昨日のサイゼリア店内に飾られていたボッティチェリヴィーナスの誕生の絵画を思い出して、昔から見る度自分の体型にそっくりだと思っていたと言うと、それ思った、と返された。

洋服を着て、フレンチトースト作りに取り掛かる。昨夜の野菜の残りを添えて、ヨーグルトにはマスカットを乗せた。凝りたがりの彼氏が最後にフレンチトーストに砂糖をまぶしてバーナーで炙ってブリュレ風にする。

昨夕のお昼寝後から気分や調子が良ろしくて、最近の2人の休日を小説かエッセイにしようかなぁと調子に乗る。タイトルを「珈琲とベーグル」「ティッシュと陰毛」「ヨギータと猥談」と挙げ、連載ものね?と付け加えると、彼氏はいいじゃん、と笑っていた。

晴れているのに室内にいるのは勿体ないと思い、お散歩へ行こうと提案する。

 

身支度をして家を出た。彼氏は一眼レフを持って来て、知らぬ間にシャッターを切っては撮れた写真を見せてくれたりした。途中セブンで不味い炭酸を買ったり、パン屋に寄って何も買わず出たりする。いらすとやコラボのチロルチョコ目当てでファミマを目的地に30分も歩いたのに、売られてなかった。代わりに気になったお菓子をいくつも買った。

太陽は出ていてもまだまだ寒く、普段は腕を組んだり手を繋いだりなどしないけれど、あまりに手が冷えるので手を繋いで帰った。

 

帰ってくると15時前になっている。暖房をつけて、寒い、とソファで身体を温め合っているうちにセックスになる。

16時頃、お腹減ったね、と言って洋服を身に着けソファに並んで座り、昨日買ったチョコや散歩で買ったお菓子、前にもってきてあった抹茶のケーキを食べる。珈琲も淹れてくれた。

UNIQLOで+Jのセットアップを見たい、と言うと行こっか、となって準備をして家を出る。車の中で、「私にイラっとしたことある?」と聞くと「それは一度もない、先に聞いてるから理解して一緒に居るし」と。むろん自分が彼氏に対してイラっとしたことがある訳ではなく、彼氏と居ると自分が自身に対して責めてしまう瞬間がある。それが形を変えた結果の質問だった。そのことも伝えた。

UNIQLOに着き、目当てのものの試着をして見てもらう。形や色が綺麗でデザインも良い感じなのだけれどパンツの欲しいサイズの在庫が無く、オンラインショップにも無い。近くの他店舗に残り僅かとある、と彼氏が調べてくれて、そちらに寄ることにした。彼氏はWhite Mountaineeringコラボの値下げされたものを買っていた。売れ残ってる色ってことは皆着てないってことだから、と言っていた。彼氏の持つ価値観の強固さには時折たじろいでしまう。

ATMに寄って現金をおろしてから他店舗へ向かう。欲しいサイズ、パンツは最後の1点を見つけられたけれど、次はシャツ(上)が全サイズ無い。オンラインにも無い。先程の店舗にはあったから購入しておけば良かった、となる。諦めてパンツだけ購入し、店を出て彼氏のアパートに戻る。

 

19時頃、お互いにそんなつもりはなかったと思うけれど、帰る前にも一度身体を重ねる。多分し過ぎてるよね、と言うと、そうかなぁ、と言っていた。2人の間で成立すれば多い少ない平均なぞ野暮なことだと、もう1人の自分に言われた気がした。

 

駐車場まで彼氏を送って別れる。またね、遅くて次の土曜日ね、と言われた。

 

20時頃帰宅。両親が大河ドラマを観ているところだった。鍋と煮魚など残されていたものを食べる。空腹でなくても、食べるよう勧められると圧力を必要以上に感じて食べてしまう。そのこと自体のストレスにも必要以上に影響を受けている。温室の週末から、急にまた息のできない水の中に戻った。平日が始まる。

お風呂を済ませて、妹にハーブティーを淹れてもらって、白髪や傷んだ毛を切ってもらいながら話す。「久しぶりの実家はどう?」と聞かれ、「くそ過ぎて草」と答えると笑っていた。

本を読んだり手帳に言葉を書いたりしたいのに眠すぎて23時前には寝てしまった。