緑のコトノハ

いつか人間になるかもしれません。ならないかもしれません。

事実は小説よりも

2022年1月22日土曜日

 

0時半をまわった頃、母から帰らないの?と連絡が来ていたので流石に帰ることにする。夜道はふつうに怖いので駐車場まで歩いて送ってもらった。しん、とした寒さだった。

宇多田ヒカルの新譜を聴きながら運転して帰る。彼女の歌は氷の糸みたいだ。

 

1時前帰宅。長女と母がまだ起きていた。長女が甥をあやしながら自分の姿を凝視した後、「大丈夫?すごい辛そうだけど...」と言ってきた。何も返せなかった。お風呂に入って2時頃寝たと思う。

6時半頃起床。すごく眠たい。先月胃腸炎で休んだ分、時間調整で休日出勤をする。青汁を飲んで家を出た。

セブンでメロンのミックスジュースと飲むヨーグルトを買う。

 

8時半前事務所に到着。誰もいない事務所は最高。マニュアル制作を進めようとしつつも殆ど仕事などしていなかった。妹や次女、彼氏からくる連絡を返していたり、日記をつけたりする。就業時間中の記憶だけがすっぽり抜けていて書けない。

12時頃、お腹は空いていないけれど母が持たせてくれたおにぎりを食べた。

妹が数年前に行った名古屋のサラダ専門店の話になり、最初自分と一緒に行ったと勘違いしていたくらい、そのサラダ専門店の内装やどの席で食べたかの映像が脳内に浮かぶ。それを妹に伝えると、そうだけれど椎名林檎のライブの時に長女と行ったから○○ちゃんとは行ってないよ、と言われ、確かに行ったことはないな、え、じゃあこの映像は何、となる。その後送ってもらったURLで確認すると、脳に浮かんだ記憶通りの店だった。妹の記憶にアクセスする才能が開花したらしい。

13時頃、もう帰ろうかな、となってカラオケに行く約束をしている彼氏に通話をいれる。出なかったけれどすぐに折り返しかかってきて、ビデオ通話していた。この後のことを話した後、ふつうに雑談が始まってしまって「この時間なに、もう帰ってきたらいいじゃん」と笑う彼氏。「14時まで!」と謎にねばる自分。

14時退勤。彼氏のアパートへ向かう。アパートの前に着くまでずっと通話していた。彼氏を拾って、カラオケの前にヘッドホンの試聴をしたいから付き合ってと頼み、家電量販店へ連れて行く。

駐車場の入り口の縁石に乗り上げてしまって自車の塗装が剥げた。あまりに突然の衝撃に、ショックで放心してしまった。寝不足で運転はいけない。というかやはり自分は運転向きじゃない。

目当てのBOSEのヘッドホンはなかった。SONYのものと、BOSEの目当てではないものの試聴をして満足した後、ガラケーを探しに携帯電話コーナーへ行く。彼氏によるとネットで叩かれているらしいけれど、BALMUDA Phoneが好い、と思った。Apple musicさえ聴けるならBALMUDAにしてもいいかもしれない。

家電量販店をあとにし、カレーパンを求めてパン屋に寄るも売り切れていて、何も買わずに店を出る。

セブンに寄ってカラオケに向かった。家電量販店からは運転を代わってくれたのですごく助かった。

16時頃から20時頃まで歌う。完全に自分の我儘でポテトとポテリコを注文した。ドリンクバーについているソフトクリームにディップして食べる食べ方が好き。彼氏は普段洋楽ばかり聴くのだが、それは殆どカラオケに入ってないらしい。加えて邦楽となると10年以上前のものしか歌えないらしく、あまり知らない歌ばかりだった。自分には他人やその場に合わせて選曲するという感覚が欠けているので、いつも通りほとんど椎名林檎東京事変メドレーをしていた。『生きる』を歌った時、基本その歌の歌い手に寄せて歌うからか「林檎ちゃんに似てると思ったよ」みたいなことを言われた。『仏だけ徒歩』のデュエットはハモりが分からずグダグダだった。高校生の頃アホみたいに踊っていた少女時代を歌って踊ろうと思ったけれどマイクの持ち替えるタイミングを忘れていて全然ダメだった。でも汗かいていたし、ポテトは美味しかったし、楽しいカラオケだったなと思う。

カラオケを出て、行ってみようか、と前から話していた焼き鳥屋へ向かう。彼氏のアパートの真裏にあるのでいつも炭火焼きの匂いだけ嗅いで、飯テロだ〜と言っていた。

 

車だけ移動させて、歩いて裏から敷地内に入る。不法侵入者みたいだった。

小さいお店で、入るとお客が3組ほどだが賑わっている空気があった。カウンターかテーブルか、と言われて、テーブルを彼氏が選び着席する。隣のテーブルは男性2人、その話し声に聞き覚えがあって、何ともなしに見やると、なんと昨年秋頃に1度だけ一緒にホテルへ行った男性だった。プリウスの人だ。

向こうに気付かれてはいないかと気が気でなかったが、気にしていても仕方ない、と割り切ることにする。忘れられていない、という根拠のない自信があった。6種ほど5本ずつ注文した。美味しかった。やはり気が落ち着かないのと、酒場の空気にあてられていたのもあって、ずっとふわふわした気分だった。

店主の方が気さくにコミュニケーションをとってくる感じで、隣のテーブルの注文が入ると、こちらにも「え?私たちも欲しいって?」などと話しかけてくる。そんな感じだったから向こうも気が付いたのかもしれない。

1時間ほどして食べ終わり、もう出るのかな、と思っていた頃、その隣のテーブルの男性が彼氏に「すみませんね、巻き込むような感じで」と話しかけてくる。すると連れの男性も「ご主人ですか?」と自分たちに話しかけてきて、何も知らない彼氏は人ウケが大変よろしいので、「真裏に住んでて~~~」と会話が始まって仲良くなってしまう。向こうの連れの方が常連らしかった。「此処へはよく来られるんですか?」「同棲してらっしゃるんですか?」「浮気ってどうですか?」「彼女さんが浮気していたらどうします?」などと2人して質問攻めにしてくるから、これは気づいているな、と確信した。最終的に店主も交えて5人で猥談も混じった会話で盛り上がる。

22時を過ぎた頃、店主の方が気を回して伝票を渡してくれてお会計し、2人と店主にお礼を言ってお店を出た。我が人生は、そんなことある?!と思うようなことの連続だ。

何も申し合わせていなかったけれど、とりあえず彼氏の部屋に上がる。きっとお互いに先ほどまで囃し立て続けられていたことで気が高まっていた。生理なのに性行為が始まる。1度シャワーを借りて血を流し、ベッドを汚さないようにタオルを敷いてもらった。