緑のコトノハ

いつか人間になるかもしれません。ならないかもしれません。

至上の

2021年12月26日日曜日

 

自分の両隣にSさん、Mさんが座り、シュトーレンにお茶を飲みながら彼氏の話になる。お店を閉める間際だったか、Sさんに昨日何してたの?と聞かれ、友達の家行って彼氏の家泊まりました、と答えた時から、その話は”するもの”だと決まっていた。

良かったね~と言われて良かったのか?と思っている時点で良くない。Sさんに「でも別れたいんだよね」と言われ、ん~…となる。付き合った経緯を話すと、Mさんは、好きとか好きじゃないとかじゃなくてさ、考え方を変えて、何でも1人でいるより2人でいた方が良いこともあるし、好きって言ってもらえてるんだから一緒にいたら良いじゃない、生理的に無理!とかじゃないでしょ?的なことを言われる。それはそう。でも隣では眠れないですよ?

2人から自分は『ボクたちはみんな大人になれなかった』の”かおり”だ、と言われる。2人から見た自分はあのようなのか...と頭に?が浮かぶ。

これも話してしまって意見を聞こう、と、Iのことを話すことにする。「と言うか、彼氏がどうこうとかではなく、単純に待ちたいんだと思います」「王子様を?」違う。「○○屋さんを...」と言うと「え``?!」と今日イチ大きい声で驚くSさん。Mさんも驚いていたようだった。Iは2人とも知る会社の会長の息子だから、Mさんは「探りいれてみよ」と言っていた。

彼氏とIの写真を見せると完全に彼氏推しの2人。ウケた。Iには恋をしているというわけでもないし、運命の人♡とか思っているわけでもない、みたいな話をした。少しは言わんとすることが伝わったのか、「でも続いてるね」とMさん。そうなの。

そこからの話がめちゃくちゃウケた。「トーテムポール!!!」「中トロみたいな恋がしたーい!!!」と叫び暴走するMさんに爆笑するSさんと自分。「これやるんだよ?できる?」「できない...」できないと答えたけれど芸人だし、世捨て人だからやってもいいかもしれない。いつもMさんの話に笑うとSさんに笑ったらあかんよ、と言われるけれど、今日ばかりはSさんも面白かったのだろう。久しぶりに腹の底から笑わせてもらえて、本当に幸福なクリスマスの夜だった。

馬鹿言っていないで片付けよ?となり、分担して大量の洗い物の片付けにかかる。今は1人がちょうどいいかもしれません、とSさんにだけ零した。チラッと時計を見ると0時半を回っていて、Sさんに「おめでとうございます」と伝える。

1時間程で片付け・閉め作業が終わる。着替えを済ませた後、下の階のバーのOさん達の賄いを用意しているSさんにプレゼントを渡す。がま口、喜んでくれたみたいだった。Mさんも欲しいと言っていたから作る。私もあるの!と、思いがけずSさんからプレゼントされる。え~!ありがとうございます!と言うとMさんは怒った方が良いよそんなの、と言う。『人間そっくり』という本。本はインテリア的価値もあるから、というか、違う違う!唯一のクリスマスプレゼントだから。本当にうれしかった。

 

1時半頃、Sさんとお店を出る。お店を出てからバイト代を貰っていないことに気付き、催促するような形になってしまったのは”違うこと”をしたな、と反省した。

雪が20センチ程降り積もっていて、ホワイトクリスマスだ...と思う。ほぼ吹雪のようでロマンチックな感じではないけれど。銀世界の中、自分の前で初めて煙草を吸うSさん。何か胸にくるものがあった。自分にとって煙草は独りのもので、自分が自ら人前で煙草を吸うことは有り得ないから意味を持たせてしまっているだけかもしれない。ただ美しさがあった。お互いの車を雪の中から掘り出して、お疲れ様です、と別れる。

 

帰り道、除雪車の後ろになってしまい、ホワイトアウトしていてノロノロ運転しかできず、2時過ぎにやっと帰宅できた。

次女家族が居間の炬燵で寝ている。すぐにお風呂に入った。思い立って体重計に乗ると5日程で3~4キロ落ちている。思いがけずクレンズできたな、と思う。

3~4時頃自室へ行き、就寝。

 

7時半過ぎ、寒すぎて起きてしまう。オイルヒーターでは賄いきれない寒さ。45時間起きていた後の睡眠時間が3~4時間で足りるわけがないけれど、仕方なく起きて行くことにする。

 

キッチンへ行くと餅つきが始まっていた。姪が張り切って餅を並べている。家族に「久しぶり」と言われる。

久しぶりに空腹を感じ、いけるかもしれない、と思って大根おろし餅とフルーツヨーグルトを食べる。食べられた。治ったかもしれない。

 

午前はとにかくダラダラしていた。彼氏と午後から遅れたクリスマスをする約束があったけれど、昨夜話したからか、気持ちが向かなくなってきていた。というより単純に疲れていた。疲れてたら身体休める時間にしてもいいよ、と言われていた為、延期しようと伝える。明らかにガッカリした返信がくる。そのあまりに普通な、人間的な反応を見て、自分が小さな枠にはめられている感覚に陥る。檻に閉じ込められているみたいだ。

 

午後から寒すぎる寝具、足りない防寒着をどうにかせねば、と、両親が出かけるのについて行くことにする。車の中でずっと寝ていた。

まず父と酒店に入り、年末年始用の瓶ビールを買う。ついでに酒粕とチェリービールを買ってもらう。

次にニトリ。Nウォーム?を買う。取り寄せになっていたので仕方なくそうする。

最後にUNIQLO無印良品。肌着とヒートテックのスキニーパンツを追加購入する。

本当に人混みが嫌だし、テンションの上がる買いものでもないからこれからは通販で済ませようと誓った。

 

結局帰宅は18時前になる。完全にスイッチが切れていて、夕食の記憶もお風呂の記憶もない。

炬燵で意識が遠のきそうになっていたら、妹から届いてるよ、とM氏からの日記本を渡される。感動体験。本日の夕方〜夜にかけての唯一の記憶。

 

多分そう遅くはない時間に寝た。

今は1人で寝るのが良い。

自分はまだまだ過程だと思わされる日だった。

 

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