緑のコトノハ

いつか人間になるかもしれません。ならないかもしれません。

2021年12月18日土曜日

 

9時半頃起床。すぐに窓の外を見やる。積雪はうっすら程度。のろのろと起きて行くとキッチンに母がいる。今日はカレー食べに行ってくるね、と伝え、ハーブティーを淹れてゆっくりと飲む。

自室へと戻ってYさんに雪もないですし何時にしましょうか?と伺いを立てて身支度を始める。

 

11時半前に家を出る。とりあえずYさん宅に集合して、近所にオープンしたばかりのカレー屋さんへ歩いてご飯を食べに行くことになっている。

12時頃Yさんのアパートの駐車場に着いた。車を降りると激寒い。

 

歩いて5.6分でカレー屋さんに到着。中に入るとそれなりに賑わっていた。Yさんの知り合いのデザイナーさんも来店したけれど、店主に声をかけて直ぐに出て行った。

チキンカレーとキーマカレー(もっと凝った名前が付いていた)を注文する。2つで迷っていたら、Yさんが食べられなかったら交換するので1つずつ頼みましょ、と言ってくれたから。美味しい部類には入るけれど常連になるかと問われればならないと答えるかもな、という味。店主の外見が元カレに似過ぎていた。何度もじっと見てしまうほど似ていた。

 

食べ終わってお店を出た後コンビニに寄って飲み物を買い、Yさん宅へと帰宅。

部屋に上がるか聞かれてなかったけれど、本当の目的は話したいことがある、だったなと思い、ここは黙って付いて上がればいいのだろうと判断した。

食後の珈琲を豆から挽いて淹れてくれる。しばらく話していて、この後行きたいところがあると言うとYさんも一緒に行く流れになる。

 

14時代にアパートを出たと思う。まず無印良品へ向かうも、探していたものが欠品していて珈琲だけ購入し移動する。

次にハリーポッターコラボの色々を楽しみにタリーズに行く。sold out。なんで。

去年知り合って仲良くなった眼鏡屋さんのお店が近くにあったので顔を出しに行く。来週開催するパーティーにお呼ばれしていたので、それもあって挨拶しておこうと思った。久しぶりにお会いしたからか、最初分からなかった、と言われた。Yさんを見て、彼氏さんですか?と聞かれて違います、と答えたのに、暫くするとまた同じ質問をしてくる眼鏡屋さん。Yさんが代わりに友達です、と答えてくれる。眼鏡屋さんはYさんをめちゃくちゃ褒めていた。笑顔がいい、絶対良い人ですよね、絶対モテますよね、と。たしかにYさんの笑顔は太陽みたいだし、善良すぎるほど良い人だし、友人も知人も多くて人モテするタイプだと思う。Yさんがデザイナーだと分かると、そこから眼鏡のデザインの話でめちゃくちゃ盛り上がっていた。凄いご友人連れてきましたね、来週のパーティーも一緒に来てください、と言ってくれたので相当Yさんを気に入ったのか、気になったのだろうと思う。

17時になってしまったので、来週は楽しみにしてます、と伝えて最終目的地の手芸用品店へ向かう。

この日記を読んでくださってる可能性があるから詳細は伏せておくけれど、作って贈りたいものがあって材料を選びに来た。YさんはDIYのプロみたいなものだから、手芸屋さんに入るのも苦ではないだろうと付き合ってもらうことに抵抗がなかった。大量の布から、表地になるリバティの布を選び、裏地の布を選ぶ。最終的に店員さんも一緒に考えてくれ、Yさんと店員さんが店内を動き回って探してくれたりして、なんて協力的な人達なんだろうと感動してしまう。

 

材料を購入し終え、Yさん宅へと戻る。19時を過ぎていたかもしれない、分からない。もう帰るけどまだ話さないのかな、と思っていた。

結局流れで部屋に上がり、毛布を持ってきてくれたのでそれに包まってソファに座り、取り留めのない話をし始めてしまう。20時を過ぎたくらいでお腹減りましたね、と帰ります、の意味で発言すると、何か作りますね、とエプロンをし始めるYさん。パスタがいいか、焼きそばがいいか、トルティーヤがいいか、と聞いてくれる。ピザがいい!と答えてしまう自分。ピザはオーブンなくて作れないので、取りましょう、となる。寒いから外に出たくないと言うと、待ってて下さい、と言ってYさんはアプリで注文し、1人ピザを受け取りに行ってくれた。

他人様の自宅に家主不在の状態で自分だけいる、という状況を何度も経験してきた人生だから特に驚きはない。

 

21時頃、ソファで寝ているとYさんがピザを抱えて帰ってくる。

空腹もピークでそのまますぐに箱を開け、レモネードを出してもらい、食べ始める。ドミノピザ。4種の味を選んで2枚買ってきてくれた。自分が嫌いなのはハンドトスのピザであって、クリスピーのものは好きなんだと気づく。海老と帆立がのっている渡蟹ソースのものが1番美味しかった。

22時頃、帰るって言わないと話さないやつだと思って帰りますと告げる。やはりそのタイミングで話したいって言ってたことなんですけど…と告白を受ける。と言っても答えの必要の有無が分からない伝えられ方だった。真意は知っていてもどうしたいのかがよく分からないまま長々と話し込み、埒があかないな、と、自分はよく“分かりやすさは価値”と謳ってるけど正直今の話は凄く分かりづらい、と素直に伝える。すると、ド直球の科白が返ってきた。聞きだしておいてなんだと言われそうだけれど、急に物凄く恥ずかしくなり、顔を見れなくなってしまった。

Yさんからの告白は予想していたこと、もしそうなったら丁寧にお断りしようと思っていた。それでも、告白を受けた瞬間自分の意思や気持ちに関係なく、“今はこうする必要があるな”、という流れを感じる。お付き合いすることになった。

「珍獣を飼う感覚でいて下さいね、ほんとに。これは付き合う前に相手に伝えろって周りの人からよく言われるので」と言うと「自分はそういうのが得意です」と言っていた。

他に印象に残った科白は、所有したい欲がある、とか、居るだけで癒されている、とか、居ないと気持ちが暗くなる、とか、最近仕事が手につかなかった、とか。

自分の存在が誰かの癒しになるのであれば、今はフリーである自分の存在を必要とする人に提供してもいいのではないか。自分にとっても人間的恋愛のサンプリングの機会になる。やってみないと分からないことだらけだし、何かがいきなり激変するわけでもないだろう。今日がIの誕生日と言うのも何かの縁だ、等と考えていた。

終わりを見据えての恋愛が確かに始まった。

日を跨ぐ直前でYさん宅を出て、駐車場まで送り別れる。

 

日が変わる3分前、Iに誕生日のお祝いメッセージを送る。ギリギリ間に合って良かった。