緑のコトノハ

いつか人間になるかもしれません。ならないかもしれません。

フィナーレ

2021年12月1日水曜日

 

朝。目覚めまで一瞬にして過ぎ去った感覚がある。昨夜は遅くまで起きていたと思い出した。
ボイスレコーダーを回しながら身支度を済ませ、久しぶりに朝食を摂る。バナナ、そして食パンにブリーチーズと蜂蜜を載せて食べた。

 

9~18時、仕事。
朝の身支度音を聴きながらの昼食はお味噌汁とおにぎり1つ。洗顔する湯水の音、化粧水の瓶を開け閉めする音が耳に心地良い。自分は1人だと殆ど言葉を発さないと知った。聞こえてくるのは、あ...とか、え...とか、いたっ...とかのみ。あとは鼻唄。朝食も摂ったからかお腹を下してしまう。
午後は専務、部長と初の打ち合わせ。準備していた課題の報告。スケジュールの10分前になって会議室の設備予約を入れておくのを忘れるという凡ミスに気付く。○○ちゃんに尊敬されるようにもっと頑張ろ~などと専務に宣わせてしまう自分、笑えない。やっちまってる。
専務と話すと、学生以来長い間使うことのなかった脳の一部を引っ張り出してきて使う感覚がある。あらゆる取捨選択の判断速度がえげつないな...この御方は...という感想。スーパーコンピュータより速いんじゃね。

 

帰り道、どうしてもミルククリームの何かしらを欲し、コンビニ、続けてドラッグストアに寄る。Noga Erez、聴く。煙草、吸う。

 

19時半前帰宅。姉、姪、義兄が来ていた。

夕食後、義兄が増量してから着れなくなってしまったというニット類を着ないか?と持ってくる。赤のニットを試着し、似合っていると言われたので貰うことにした。冬は赤のニットばかり着ている為、嬉しい。

姉との雑談で、今日で海王星の逆行が終了し、順行し始めると聞く。数日前からの自分でもよく分からなかった「あともう少し」の声はこれじゃん、と思う。今日で全てが終わり、即ち全てが動き出す、そして楽になるという感覚は、何も知らないけれど勘で何もかも分かっていたよう。

入浴中、元々計画していた友人達に送る連絡の文言を考える。年明けから電話とSMS機能のみのものに持ち替える準備で電話番号を教えて欲しいと伝える。元来、何か急用がない限り自分から人に連絡するタイプではなく、そもそも送らなくてもいい?とも思ったけれど、一斉送信と分かるような文言を考えて、なんとなく送ることにする。LINEの友達は200人程。明日死ぬとしたら連絡したい且つ番号を知らない人を基準にリストをつくる。

お風呂から上がり、一斉にメッセージを送る作業をしてからスキンケアを済ませる。

しばらくしてLINEを開くと返信がたくさん来ている。人によって反応はバラバラで、乗っ取られてないか疑う人、なにかあったかと心配する人、番号だけ送ってくれる人、電話をかけてくれる人。

 

久しく連絡をとっていなかった小学生からの友人Mが6ヶ月の娘の写真を送ってくれて、浦島太郎の気持ちになる。

こちらも久しく会っていなかった大学時代の友人Eちゃんが冬休みに遥々此方まで会いにきてくれるという話になる。

先日高校以来で再会したMが日にちをいくつか並べてご飯に誘ってくれる。

中でも嬉しかった返信達。

 

22時過ぎ(これは後情報だけれど海王星逆行終了は22時過ぎ)、IからLINEやめるの?!!!と返信が来ている。ほら、とか、これだ、みたいな、Iと連絡をとることを知っていた気持ちになっていた。

この作業は色んな事情があってのことだけれど、1つに、来年以降はあらゆる面において本物だけを、それらのご縁を、大切にして生きていこうという思いがあった。自分なりの安心の世界をちいさく形成していこう、と。Iとは切れる訳がないという確信がベースにあるものの、この一連の流れで繋がりが切れてしまえばそれまでだと思っていた。

1時間程LINE上で会話に花を咲かせ、日が変わった辺りでこの人は番号を教える気がないのだろうか、と内心思い始めるもどうでも良くなってきてしまう。寝ます、また連絡してください、それからLINEやめないでくださいと言われ、なんで…となっていると見知らぬ番号から着信がある。

最初は誰か分からず、えっ、えっ?!と言っているとクスクス笑いながらIですよ、と言われ、こちらも笑ってしまう。お互いの近況を簡潔に話し合った。ザ・最近の東京の若者、みたいな週末の過ごし方を聞いて可笑しくなり、また笑う。なんでそんなに笑ってるんですか、なにが面白いんですか、と言われる始末。だってIという存在が嬉しくて可笑しいんだもの。じゃあ番号登録しておいて、と言われて通話を終える。

ごく短い通話。声を聞けただけでこんなにも満ち足りている。いつだって1人だった自分の世界はIの出現でたちまち色を持ち始めてしまう。困る気持ちとありがたい気持ちが、ちょうど半分ずつほど。

6月末以来の海王星逆行が終わって初めて話した人はIで、思えば今日は父の誕生日だ…と思い眠る。(Iが東京に行ったのは7月。先日の夢の中でIのことを父だと思っていた。)