緑のコトノハ

活字が好きな人間です。

終局

2021年11月30日火曜日

 

朝。起きて時間を確認すると普段見る時間より30分も時が進んでいる。
夜中からの腹痛と悪寒に頭痛が加わって体調が終わっている。昨夜のことが肉体に与えた作用は先回よりも大きい。

 

身体に鞭打って出勤。
自分1人居なくなったところで代わりが効くのが現代社会における会社員。それを踏まえた上で、今の自分から業務に対する責任感まで抜き取ってしまったら何もかもが振出しに戻ってしまう気がした。

 

9~18時、仕事。途中何度も”死んでる”と思うも無事勤務を終える。お昼はレコーダーで録った生活音を聴きながらデスクに突っ伏していた。昨夜~今朝あたりから今日が全てのクライマックスだという感覚がある。

 

帰り道、Mさん達と一緒になり会話への参加を促されるも、終始相槌でやり過ごした。仕事への愚痴がこの世で1番興味の持てないコンテンツかもしれない。下っ端同士で会社に対する文句を並べ合っても発展性がない。何処で何をしてもしんどいことはあるのだから、愚痴よりは発展性のあることを考えた方が全方位的に良いと思ってしまう。

 

19時前帰宅。先にお風呂を済ませ、昨夜とは別の男性と約束があった為、適当に洋服を身に着ける。もうマッチングアプリ自体は削除した為、日時と場所の約束以外に情報がない。近所の駐車場のある公園。体調が悪い為に約束していたドライブはできないと伝えに行くだけだ、そもそも来るかも分からない、まぁでも来る気がする、と思いながら向かう。
20時頃、2.3分約束の公衆トイレの前で立っていても誰もいないので帰ろうかと歩き出すと近寄ってくる男性。やっぱり来た。

 

一見サッカー好青年。開口一番、本当に来たんですねと言うものだからそれはお互い様でしょう、と返した。少し話したら帰る旨を伝え、雨が降っていたのでとりあえず相手の車に乗る。CHRには初めて乗った。多くの人に会う数少ない利点の1つに様々な車に乗車できる、がある。

ドライブを断るお詫びに好きだと話していたので家から持って来たビールを帰ってから飲んでください、と1本渡し、取り留めのない会話が始まる。色事に繋がる空気を避けるために、香りものも振らず下着も着けず、眼鏡にダボダボのスウェット姿で行ったのに全く意味を成さなかった。

事が終わると窓ガラスは曇っていた。昨夜とは違い好感の持てる情事だった。思考では分からないことだらけ。嗅覚だけが知っている。こういったことになったのは初めてで帰りたくない、アプリももう消しますと駄々を言う年下の若い男性。ちゃんと家に帰ってアプリやこんなことは辞めて好い人見つけてね、と言って連絡先は交換せずに帰ることにする。男性の目には自分は物凄く人生を謳歌しているように映ったようだった。

 

21時頃帰宅。これで終えることが出来た、と言う気持ちになる。安堵。居間で寛ぐ両親は自分が何処で何をしてきたかを訊かないでいてくれて、ただ夕食を摂るように促す。
器に盛って残しておいてくれたものを食べ、先程触れられていた箇所がジンとするので炬燵に潜って温まる。液晶で長谷川潤YouTubeをみていると心身が落ち着くのを感じ、12月はあらゆる事のクレンズの月にしよう、明日皆に連絡しよう、と思いつく。そのアイデア達が自分には凄く合っているものに思えてワクワクしてくる。

一足先に連絡をとっていたYさんに試験的に明日からLINEは使わないことにしたので、と電話番号をお伝えする。すぐに電話がかかってきてほんの少しお話しする。

昨夜と今朝の体調が嘘みたいに良くなっていて、時刻は分かりませんがこれまた嘘みたいにいい気分で寝ました。