緑のコトノハ

いつか人間になるかもしれません。ならないかもしれません。

真実

2021年10月29日金曜日

 

6時10分に目が覚めてしまい、二度寝できず6時45分にベッドを出る。本当は夜だけでも良いらしいのだけれど、時間があるので美顔器を使ってスキンケアをする。このままベースメイクを施さなくてもいい肌になってくれはしないだろうか。正直、毎日米粒大程の日焼け止めクリームしか塗っていないから自意識の問題だと思う。

全てのやる気が起こらず、お茶も昼食も拵えることなく7時45分に家を出る。ローソンでバナナとカフェモカとホット特茶を買い、バナナを2本食べながら運転。

車内で自分が弁当を作らない理由が弁当嫌いによることについて考えていた。弁当が滅茶苦茶に嫌いだ。もう概念から嫌いかもしれない。有名店のものだろうがなんだろうが嫌いだ....。なに?弁当って。あ、でもだから一切食べないと言うのでもないし、駅弁は例外的に惹かれてしまう。あと京都の弁当屋にハマって行く度に違う弁当屋に予約しては買いに行っていた時期はありました。え、もうそれ嫌いちゃうやん、という声が聞こえてくるようですが、ちゃんと嫌いです。そこはナイーブだから触れないでほしい。

そう言えばよく朝食にバナナを食べるという話をしたらIにゴリラですねって言われたな、と思い出す。

 

9時始業。新しい委託元のメルマガ草案をいくつか練る。好きにやってみて、は無責任極まりない依頼。そういうことを言う人に限ってクレーマーに化ける。思ったのですが、自分はデザイナーともライターとも名乗っていないのにその体で仕事を任されすぎている。何だこの会社。今更ながら。まぁ肩書はあってないようなもの。やるからには恥ずかしくないものを出したい。デザイナーのYさんに泣きつくように連絡を入れる。

12時昼休憩。あのソースカツ丼をもう1度!という声がして1人食堂へ降りる。イヤホンで音楽を聴き、更新されているM氏の『ドライブマイカー』の感想を含んだ日記を読みながら食べる。ちょっとこれは、ねぇ、と思いLINEを開くとM氏から感想を書きました、と来ている。自分はまだ何処でも感想を言葉にしておらず、他人様のものばかり拝見している。大体自分が目を通したものは、この演出が、このシーンが、このカットが、この音が、と作品自体について言及したものがほとんど。その自分が見た中で唯一M氏は自身の過去やセックス観について書いていた。彼の感想はたった一言、気持ち悪い、だけだと捉えている。これは後から反省することになるが、『ドライブマイカー』を媒介させた性についての話し合いをしたくなり、それがM氏とであれば出来そうだと確信して彼にその旨を伝える。

13時休憩終了。昨日受けた指示通りの仕事を進め8~9割方作り上げてある。その状態でやっぱりそれは別の人間に頼んだからやらなくていい、と部長からメールが入っている。溜め息。ちょうど部長が来てメール見た~?と声を掛けられたために、一応ここまで出来てますがデータ消去すればいいということですよね?と聞くと、え、もうできてるの?え?すごいね....?消さないでとりあえずとっておいてください、と言われる。自分の器量がどの程度かの判断をこの人は誤っているな、と思った。

18時終業。本日は元バイト先へ臨時でバイト。3ヶ月振りでお店に立つ為、自分が使い物になるのか少し不安になる。オーナーの価値観や意識を伺ったことがある以上、それを阻害する存在にならないようにだけしよう、と思う。(単純に意味分からないくらい高い器を使っていたりするから緊張してしまうという意味合いもある)

 

頼まれた牛乳を買い出しに寄って19時頃お店到着。19時半予約のお客様ばかりが3~4組10名程度。予約以外にも何組か入れますか?といらっしゃるが、オーナーの判断でお断りしたり常連様だけお受けしたりする。

比較的財に富む類のお客様がいらっしゃらるという特性上、昼間働いていて学んだり感じたりすることの種類・質・量が全く異なる。少し離れていた為に懐かしい感覚だった。富や名声のエネルギーは半端でないが、かと言って職業に、というか存在に、貴賤無し。と分かっている。が、違いはある。屋号を言えないのが誠に残念である、って感じなのですが、その辺も全て含んだ屋号なんだろうな、とか色々考え出したら、オーナーとそのオーナーと公私を共にしつつも決して芯が揺らいでいない妻のSさん、御二方の非凡を感じた。何故にこんな地方の知名度底ついた田舎に居るの?と最初は思ったのですが、今は思いません。そのうち各地から業界人がお忍びで、的な、知る人ぞ知る隠れた名店、的な場所になるんじゃないのかな、と小娘ながらも思う。と言うより、潜在的にはハナからそうなってるのか。

自分の青さとその反対を等しく痛感する複雑さよ。

23時半頃にはお客様も帰って行き、後片付けをし、賄いを食べる。牛ホホの赤ワイン煮、蟹と卵白の餡がかかったパスタ、里芋と舞茸の天ぷら。牛ホホは、お肉駄目だったね、魚なら食べられる?と気を回させてしまうも、あの、食べたいと思ってます、と伝え頂いた。Mさんの料理であればお肉も食べます、と言う意を本当は伝えたかった。恥が阻止して伝えられなかったのは良くない。

この日記も読んでくれたみたいで、今日の悪口書いていいよ、と言われ、笑う。悪口が出てこないし、そこで気づいたのは、この日記に義兄や部長のことを悪く書いていたりしたとしても、基底の部分では全員善人だと思っているということ。固く信じて疑わない。から、自分と言う人間は誰1人として決して憎んで等いない。憎しみ、と言う感情が皆無。これまでに、姉や両親、Hさんにも言われたことがあるからこれは自他共に認める事実だと思う。今夜のバイトは、その他の存在を視る安らかで温かい視点・感覚だけは誰に何を言われてもこれからもずっと持っていようと確信する時間でもあった。

あまり時間が定かではないが、着替えを済ませ0時半前にお店を出た。