緑のコトノハ

いつか人間になるかもしれません。ならないかもしれません。

バイブス

ドーパミン作動薬を飲んでいて、副作用が酷いからもうやめたいですとクリニックに連絡した。

私の体内ではホルモン異常が起きているらしく、それはおそらく肉体的・精神的ストレスが原因(告げられた病名を検索すると自分に当てはまる原因はそれだけ)であるらしい。何らかのそういったストレスが長期にわたって蓄積した結果の今だ、と確かに感じたのだけれど、医者は私の意思を伺うこともなくすぐにドーパミン作動薬を処方した。「この値を今の内に下げたいのね、これで下がるから」と。

治療はしない、と思っていたので非常に困ってしまったが、現実の波に逆らわない生き方を徹底する夫の「薬を(自動的に)処方されたっていうのも、1つの流れだろうね」という言葉で服用することを決めた。治療せず今のままでいると乳がん骨粗鬆症になる確率を高めてしまうし、何より現在私はほぼ確実に子を授からない身体だと分かってしまったから、という事も服用の後押しになった。

何も今回の事だけではないが、意に沿わない流れに乗ってみて分かった事がある。自分の哲学に反する波には乗らなくて良い、その哲学が直感と熟考を兼ね備えたものであればある程、という事。

吐き気と頭痛が酷くて今週は仕事を休んだり早退したりした。ここ1週間という短期間で何人かの同僚から「痩せた?」と言われた。夫から「その薬の副作用には精神的におかしくなるとかもあるの?」と暗に私の精神異常を仄めかされた。つまり私にとって治療薬の服用は、人生における健康的な生活、という最も強いカードを捨てなければならない、ということとニアリーイコールであるということ。しかも有料なわけです。

あともう一つ。所謂不妊症が判明したタイミングで、「異次元の少子化対策」「次元の異なる少子化対策」という言葉を耳にして、強く思ったことが一つだけある。この施政方針演説での発言に関わった人や、私が今回あたった医者個人をどうこう言う意見ではない、という前置きをしておきますが、人間の特にメインストリームって、自然を制することが出来るという大きな勘違いをしていませんか?当然のことだけれど、人間の身体は人工じゃない。自然のシステムの元成り立っている。つまり、命に関わる妊娠出産も言わずもがな自然サイドのもの。人間の頭でどうこねくり回したとて、思い通りになんていかない。人為的コントロールには多大な身体的精神的代償が伴う。その代償は大部分を女性が請け負う。女性が辛い状況にあることで苦しくなるのは女性はもちろん男性もであるし、性とか私にとってはナンセンスなので脇に置いておいたとしても、これって人間のエゴの成れの果てって感じでかなり苦しい感じがする。バッドなバイブスが流れている。

現代の女性はどういった状況下に置かれている人であっても皆一緒くたに何もない顔をして、男性と同じだけ勤務しているし、少しでもその事について発言しようものならフェミニストだ、フェミニズムだ、と煙たがられてしまう空気が漂っている。韓国のフェミニズムが流行している、していた、と思うが、そもそも流行であってはならないし、日本では流行にすらなりえない。それでも日本は子を授かりたい。バイブスから変えていきませんか?私もいろんな人のいろんな事を見聞きしたい。

 

ちなみに今回の記事での「女性」とか「男性」とかいうのは身体的なことのそれを指します。